
こんにちは 詩乃です
高校生の頃、私はワキ毛をピンセットで抜く自己処理をしていました。
部活が終わったときにひどい臭いを感じ
どこからするんだろうとニオイのもとを探すと自分のワキからでした。
毛穴が一つ赤く腫れ上がっていたのです。
自分ではどうしようもなく、皮膚科に駆け込むと先生にこう言われました。
「中に膿が溜まっているから出す処置をするね」



膿を出す処置はとても痛く、今でもそのときの記憶は鮮明です
医師は「毛穴がトンネルのようになっている」と言います。
当時高校生の私は毛穴がトンネルの状態って???と思いましたがそれ以上は質問できませんでした。
ただ、自己処理が原因だということはわかったのです。



自己処理からの肌トラブルが脱毛をするきっかけになりました
今は医療脱毛やサロン脱毛という選択肢が増えましたが、
脱毛にも肌トラブルのリスクはゼロではありません。
今回は、そんな「脱毛にともなう肌トラブル」について、
種類や原因、そして【どんなクリニックを選べば安心なのか】を私の体験をまじえながら解説します。
脱毛方法の種類


レーザー脱毛の肌トラブルにはどんなものがある?


実際に多い肌トラブルの種類
やけど(炎症)
レーザー脱毛は、肌にレーザーを当てるときにメラニン色素(毛など)に反応した熱で、毛乳頭や発毛組織を熱破壊するという仕組みです。
施術後、肌は軽いやけど状態になっています。
軽い赤み程度であれば特に問題はありません。
赤みは数時間〜数日で消えます。
太い毛が密集して生えている場所は、レーザーに反応するメラニン色素が多いため強い熱が発生します。
また皮膚が薄いデリケートな場所やお肌が敏感な方は、やけどの症状がでることがあります。



VIOやワキは皮膚がデリケートで、太い毛が生えているため、赤みがでることもあります
色素沈着
やけどの症状が出た場合、適切な処置をすることで症状が収まりますが、まれに色素沈着をおこすことがあります。
毛のう炎
レーザーを当てたときに、毛根周辺にある毛包などに傷がつき、肌にいる常在菌(ブドウ球菌)が中に入り炎症を起こした状態。
見た目はニキビに似ています。
軽いものなら自然治癒で治る場合が多いですが、症状が悪化した場合や自分で間違った処置をしてしまうと跡が残ることがあります。
硬毛化・増毛化
どちらも脱毛のリスクの一つ。
原因ははっきり解明されていませんが、レーザーや光エネルギーが中途半端に毛を刺激することで、逆に毛が成長・活性化するのではないかと考えられています。
現 象 | 内 容 | 見た目の変化 |
---|---|---|
硬毛化 | 毛が太く・硬くなる | 産毛→濃い毛になる |
増毛化 | 毛の本数が増えたように見える | 毛量が増えた印象 |



増毛化とはもともと目立たなかった産毛が太く成長し、毛量が増えたように感じられること。「毛の本数が増えたように見える」現象です
施術時のトラブル
レーザーを当てるときにできるだけ皮膚に密着させて当てる必要があります。
これは実際に私が経験したことですが、VIO脱毛のとき皮膚を伸ばしてレーザーを当てるときに傷がついてしまったことがありました。
帰宅してトイレに行ったときに違和感があり気が付きました。



デリケートな場所なので施術時は充分に気をつけることが大切です
肌トラブルの症状 と 起きやすい部位





どの部位にどんな症状が起きやすいのでしょうか
症 状 | 起きやすい部位 | 特徴・注意点 |
---|---|---|
赤み・ヒリヒリ感 | 顔、ワキ、VIO、腕、脚 | 施術直後に出やすい。特に皮膚が薄い部位は強く出ることがある |
乾燥・かゆみ | 顔、腕、脚 | 保湿ケアが重要 |
毛嚢炎(ニキビのようなブツブツ) | ワキ、VIO、背中、胸 | 汗や蒸れやすい部位で起こりやすい。清潔に保つことが大切 |
色素沈着 | VIO、ワキ、膝、肘 | 摩擦や刺激を受けやすい部位で注意。紫外線対策も必要 |
軽いやけど・水ぶくれ | VIO、ワキ、顔 | 出力が高い場合や敏感な部位で発生しやすい。早めの冷却・受診が必要 |
硬毛化・増毛化 | 背中、二の腕、うなじ、顔 | 産毛が多い部位で発生しやすい。経過観察や医師相談が推奨される |



気をつけていても肌トラブルが起こることがあります
肌トラブルが出たときにどんな対応ができるか前もって施術クリニックに聞いておくと安心ですね
レーザー脱毛による、肌トラブルが起こる原因は?





肌トラブルはできるだけ起きてほしくないです・・・



肌トラブルの原因を見ていきましょう
原 因 | 詳 細 |
---|---|
レーザー熱による皮膚へのダメージ | レーザーの熱が毛だけでなく周囲の皮膚にも伝わり、赤み・炎症・軽いやけどなどを引き起こす |
バリア機能の低下 | 照射後は皮膚のバリア機能が一時的に低下し、乾燥や外部刺激に弱くなる |
細菌感染(毛嚢炎など) | 毛穴が傷つき、常在菌が侵入しやすくなり毛嚢炎などの感染症が起こることがある |
出力設定や肌状態の不一致 | 出力が高すぎたり、肌が乾燥・日焼けしていると炎症ややけどのリスクが高まる |
施術部位の特性 | 皮膚が薄い・毛が濃い部位は刺激を受けやすく、トラブルが起きやすい |
乾燥・蒸れ・摩擦などの外的要因 | 施術後の乾燥や衣類による摩擦、蒸れなどがトラブルを悪化させる |
肌トラブルが起こったらどうする?



実際に肌トラブルが起こったらどうしたらいいのでしょう・・・



症状別に対処方法と注意点を見ていきましょう
対処方法
症 状 | 対 処 法 | 注 意 点 |
---|---|---|
赤み・ヒリヒリ感 | 保冷剤や濡れタオルで優しく冷却、低刺激の保湿剤で保湿 | 冷やしすぎに注意、擦らない、刺激の強い化粧品は避ける |
かゆみ | 掻かずに冷却、保湿をしっかり行う。 事前に軟膏を処方されていたらそれを塗って様子を見る | 掻くと悪化しやすいので我慢し、症状が強い場合は医師に相談 |
毛嚢炎(ニキビのようなブツブツ) | 清潔を保ち、触らない・潰さない、症状が続く場合は医師の診察を受ける | 自己判断で薬を使わず、必要に応じて処方薬を使用 |
やけど・水ぶくれ | すぐに冷却し、速やかに医療機関を受診 | 自己処理せず、医師の指示に従う |
乾燥 | 低刺激の化粧水・乳液・クリームでしっかり保湿 | アルコールや香料入りなど刺激の強いものは避ける |
色素沈着 | 紫外線対策を徹底し、摩擦を避ける | 症状が続く場合は医師に相談 |



脱毛によって肌はダメージを受けているんですね



肌トラブルが起こったときは落ち着いて対処し、肌の扱いは優しく行いましょうね
相談・受診のタイミング



肌トラブルが起きたとき、様子を見ていいのかすぐにクリニックに連絡して良いのか判断に迷います



判断が難しいですよね
下の表は、医師による判断基準の一覧表です
参考になさってください
症 状 ・ 状 況 | クリニック・医療機関への相談のタイミング |
---|---|
赤みやヒリヒリ感が数日以上続く場合 | 通常は数時間~1日で治まるため、2~3日経っても改善しない場合は相談をおすすめします |
水ぶくれや強い腫れ、痛みが出た場合 | やけどや重度の炎症の可能性があるため、すぐにクリニックやサロンへ連絡してください |
かゆみや乾燥がひどく、セルフケアで改善しない場合 | 保湿や冷却をしても症状が治まらない場合は、早めに専門家へ相談しましょう |
毛嚢炎(ニキビのようなブツブツ)が広がる、膿を伴う場合 | 感染症の可能性があるため、自己判断せず医療機関で診てもらうことが重要です |
色素沈着やシミが現れた場合 | 早めに相談することで、適切なケアや治療を受けられます |
その他、施術後に不安な症状が出た場合や自己判断が難しい場合 | 少しでも異変を感じたら、無理せずプロに相談することが大切です |
引用:ホームページ
メディカルエピレーションクリニック https://www.medical-epilation.clinic/column/iryou-datsumou-hada-trouble/
アステリアクリニック https://www.medical-epilation.clinic/column/iryou-datsumou-hada-trouble/
エミナルクリニック https://eminal-clinic.jp/column2/20.php
渋谷美容外科クリニック https://shibu-cli.com/datsumou/datsumou-rough-skin/
ゴリラクリニック https://gorilla.clinic/operation/epilation/column/risk/003/
あさ美皮フ科亀戸駅前 https://asami.clinic/rough-skin/
こんなときはクリニックへ連絡
- 症状が強い・長引く・悪化する場合や、不安感が強い場合は、できるだけ早くクリニックやサロンに相談しましょう
- 数日以上続く場合や重症化した場合はすぐに受診しましょう
記録に残しておく
肌トラブルが起きた場合は、いつ・どのような症状が出たか、どの部位か、経過や痛み、その後の変化などをメモやスマートフォンの写真で記録しておきましょう。
相談時に記録を見せることで、医師や施術スタッフがより正確に状況を把握できます。
適切なアドバイスや治療を受けやすくなりますよ。



私も実際に肌トラブルが起きました
スマートフォンで写真を撮り経過を観察しました
受診の目安
まとめ
- 症状が強い・長引く・悪化する場合や、不安感が強い場合は、できるだけ早くクリニックやサロンに相談しましょう
- 施術直後の軽い赤みやヒリヒリは経過観察で様子を見る
- 数日以上続く場合や重症化した場合はすぐに受診しましょう
医療脱毛、サロン脱毛、どちらにも肌トラブルの可能性はある





レーザー脱毛、医療・サロン脱毛のどちらも肌トラブルが起きる可能性はあります
項 目 | 医 療 脱 毛 | サロン脱毛 |
---|---|---|
出力 | 高い | 低い |
効果 | 高い | やや低い |
肌トラブル頻度 | やや多い | 少なめ |
トラブル時対応 | 医師が診察・処方 | 対応に限界あり、自分で皮膚科へ |



レーザー出力が弱いサロン脱毛なら肌トラブルが起きないというわけじゃないんですね
医療脱毛とサロン脱毛のちがいについてはこちらの記事で詳しく書いています。


レーザー脱毛施術当日やってはいけないNG行動は?


レーザー脱毛施術後のNG 行動 | 理由・注意点 |
---|---|
湯船に浸かる・サウナ・岩盤浴 | 体温上昇で赤みや炎症が悪化しやすい。施術当日はシャワーのみ |
激しい運動 | 血行が良くなり、炎症や赤み・かゆみが悪化する可能性がある |
飲酒 | 血管拡張で赤みや炎症が悪化しやすく、乾燥も進みやすい |
マッサージ・エステ | 摩擦や刺激で炎症や毛嚢炎のリスクが高まる |
毛抜き・除毛クリーム・カミソリでの自己処理 | 毛穴や皮膚にダメージを与え、毛嚢炎や色素沈着のリスクが高まる |
日焼け・紫外線を浴びる | 炎症や色素沈着のリスクが高まる。紫外線対策を徹底する |
制汗剤・日焼け止め・刺激の強い化粧品の使用 | 施術当日は肌への刺激となり、炎症やかぶれの原因になる |
通気性の悪い服・締め付けの強い服の着用 | 蒸れや摩擦で雑菌が繁殖しやすく、炎症や毛嚢炎の原因になる |
予防接種(施術後1~2週間) | 免疫反応や炎症が強く出る可能性があるため |



医療脱毛を受けるとき、前後2週間は予防接種を受けないよう看護師さんから話がありましたね
医療脱毛後2週間は予防接種を受けない
予防接種をすると肌が腫れる可能性があります。
また、体調を崩すこともあるので、医療脱毛後2週間は予防接種を受けないようにしましょう。
引用元:ルシアクリニック https://lucia-c.com/hairremoval/column/aftercare/
レーザー脱毛時の肌トラブル予防策・自分でできる対策


自分でできる対策
肌を刺激しないことで、レーザー脱毛後の肌トラブルを予防することができます。
- 徹底した保湿ケア:脱毛部位はしっかり保湿し、肌のバリア機能を守る
- 紫外線対策を徹底する:屋内でも日焼け止めを使うのがオススメ
- 体温が上がる行動を避ける:激しい運動、飲酒、湯船に入る、サウナなどは施術当日は避ける
- 通気性の良い服を着る:ムレや摩擦を避け肌を刺激しない
- 脱毛部位を冷やす:赤みやほてりがある場合は濡れタオルで優しく冷却 (冷やしすぎないこと)
- 刺激の強い化粧品や制汗剤を避ける



セラミドやヒアルロン酸配合の低刺激な保湿剤がオススメです
急に違うものを使うより、日頃から使い慣れているものがいいですよ



日焼け止めは、赤ちゃんの肌にも使える優しいものがオススメです
石けんを使わなくてもお湯で流せるものだと安心ですね
肌トラブル対策でみるべき【クリニック選びのポイント】


1.医師による診察
初診時、施術前に医師による診察があるところを選びましょう。
医師によるレーザー機器と強さの指示があるクリニックが安心です。
2.カウンセリングが丁寧か
脱毛施術による肌トラブルの内容とその対策についての説明があるか。
脱毛前の準備、脱毛の流れ、アフターケアなど具体的に丁寧に教えてくれるかどうか。
こちらの話を聞いてくれるかどうか。
3.契約を急がせないか



「今契約したら、◯◯%オフでできます」など契約を急がせないクリニックを選ぶといいですね
肌トラブルに関係がないように思えますが、お客さんを大事にしていたら、急かすような契約をしないのではないでしょうか。
4.保湿・鎮静のためのケア用品を提供しているか
施術後の保湿クリームやアフターケア用品の提供があるか、または推奨しているかどうか。
施術後の肌はダメージを受けているので、具体的なアドバイスがあるクリニックを選びましょう
5.もし肌トラブルが発生したときのケアはどうなっているか?
カウンセリングのときに、万が一肌トラブルが起きたときにクリニックで対応可能なのか、または提携皮膚科があるのか、その時の診察料・お薬代は自分で負担するのか聞いておきましょう
6.症例数が豊富か
肌や毛質は人によって様々です。たくさんの脱毛経験があると症例も経験も集まります。
実際の口コミや症例数をHPやGoogle mapなどで確認しましょう
7.施術スタッフの資格・経験
看護師や医師など有資格者が施術を担当しているか
毛包や毛の細胞を破壊する脱毛は医療行為です
まとめ


レーザー脱毛によるよくある肌トラブル
- やけど(炎症・ひりひり)
- 色素沈着
- 毛のう炎
- 硬毛化・増毛化
トラブルの対処方法
症 状 | 対 処 法 | 注 意 点 |
---|---|---|
赤み・ヒリヒリ感 | 保冷剤や濡れタオルで優しく冷却、低刺激の保湿剤で保湿 | 冷やしすぎに注意、擦らない、刺激の強い化粧品は避ける |
かゆみ | 掻かずに冷却、保湿をしっかり行う。 事前に軟膏を処方されていたらそれを塗って様子を見る | 掻くと悪化しやすいので我慢し、症状が強い場合は医師に相談 |
毛嚢炎(ニキビのようなブツブツ) | 清潔を保ち、触らない・潰さない、症状が続く場合は医師の診察を受ける | 自己判断で薬を使わず、必要に応じて処方薬を使用 |
やけど・水ぶくれ | すぐに冷却し、速やかに医療機関を受診 | 自己処理せず、医師の指示に従う |
乾燥 | 低刺激の化粧水・乳液・クリームでしっかり保湿 | アルコールや香料入りなど刺激の強いものは避ける |
色素沈着 | 紫外線対策を徹底し、摩擦を避ける | 症状が続く場合は医師に相談 |
こんなときはクリニックへ連絡
- 症状が強い・長引く・悪化する場合や、不安感が強い場合は、できるだけ早くクリニックやサロンに相談しましょう
- 数日以上続く場合や重症化した場合はすぐに受診しましょう



もし肌トラブルが起きたときクリニックだと医師の診察を受けることができます。
皮膚科提携のクリニックだともっと安心ですね
筆者 詩乃から
今回の記事はレーザー脱毛で起きやすい肌トラブルについてまとめています。



実際に肌トラブルを経験しています
半年ほど前、私は美容針脱毛(ニードル脱毛)で肌トラブルを経験しました。
レーザーとは異なる仕組みですが、どんな脱毛法でも肌への負担はゼロではないと実感しました。
あのとき、どうしたら良かったんだろうと思うことがあります。
そのことはまた記事にできたらと思います。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
この記事があなたの脱毛のお役に立てると嬉しいです。